日銀が追加緩和したはずなのに．．．
今週の株式市場も大荒れでした。
先週末に日銀がマイナス金利という予想外の追加緩和を実施。株価が急上昇して長期金利が低下。マイナスだろうがプラスだろうが、金利を低下させて通貨安に持って行くのは伝統的な手法なので、大きな問題はないと思います。追加緩和によって金利が低下するのは当然の事。貯金なんて無駄なので、お金は投資に振り向けた方が良いと思っています。
ところが原油安による米国市場の下落や円高の進行により火曜日から株価は急降下。追加緩和発動前の水準まで株価は下落しています。
マイナス金利に驚きはありましたが、もう金利なんか少しぐらいいじったところで、円安に誘導する効果が少なくなってきているのかも。黒田ちゃんが日銀の緩和手法に制限は何もないと言っているのですから、早くＥＴＦ購入額を５倍ぐらいにした上で買い発動基準をランダムに変更した方が良いと思います。
ＧＰＩＦの損失額が怖い。
本来なら今週は短期推奨銘柄のはずですが．．．
いつものパターンだと、今週は短期投資推奨銘柄の番です。しかし、これほど急激に上下する時期に短期投資をするのは自殺行為。最近、忙しくなって板を見ている時間が減って短期投資の機会も減っています。
そこで、大変申し訳ありませんが、今後は中長期投資の推奨のみとさせて下さい。元々、短期投資は下手ですし。
最近の株価は、もうよく分からなくなってきました。無理は危険。皆さん、退場しないように資金管理には十分注意しましょう。
今週は中期投資で３２５４プレサンスコーポレーション！
今週の推奨銘柄は３２５４プレサンスコーポレーションです。３月の株主優待銘柄なので、中期で購入を推奨します。
ワンルーム、ファミリー向け、シニア向けなど様々なマンションの企画、開発、販売を行っている企業です。
株主優待は３月に１００株で５千円のＪＴＢギフトカードが貰えます。３５万円ほどの株価で、これほどの額のギフトカードをもらえる株主優待は珍しい。
ＰＥＲは６．１０倍
ＰＢＲは１．０３倍
配当利回りは１．７０％
（ヤフーファイナンスより）
もの凄く割安ですが配当利回りは普通。ＰＥＲが５倍に近いというのは、安すぎて何か問題があるのではないかと怖くなるような水準。もし企業内に何も問題を抱えてないのであれば異常な値です。
２月４日に第３四半期決算を発表しています。すでに売上以外の通期業績を第３四半期の時点で達成。超好業績。それほどの好業績にもかかわらず、上方修正しないのが怖い所。ただし、以前も株主だった事がありますが、業績はここ５年ぐらいの間、年々増加していますので大きな問題にはならないと考えています。
不動産業によく見られるような財務面の問題も小さい。企業規模も大きい。収益性も高い。どこに問題があるんだ？
日銀のマイナス金利により株価は急上昇してその後に急反落。昨年来安値を更新してしまいましたが、追加緩和前に付けた安値水準で下げ止まったような感じもあります。ダブルボトムになればチャートも理想的。
国債の長期金利の低下は住宅ローンの金利低下に直結しています。超低金利になれば、マンションを買いたい人は増えるはず。マンション建設用の借入金の金利も低下。外部環境も良い。
過去に超低金利が住宅バブルを発生させたように、一般的に金利の低下は不動産業に有利です。さらに来年４月に消費税が１０％になるのであれば、秋までに駆け込み需要も発生するはず。ただし、こんなに酷い状況で自民党が夏の参院選を乗り切って消費増税を強行できるか分からなくなってきましたが。
私も保有中ですが、妻ゆりぴょんも購入したそうです。
投資は自己責任でお願いします。
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