東京国立博物館で開催中の特別展「鳥獣戯画-京都高山寺の至宝-」へ行ってきました。
中学生の息子に「よく教科書に載っている鳥獣戯画を見に行きたい」と言われて、東京国立博物館で開催中の特別展「鳥獣戯画-京都高山寺の至宝-」へ行ってきました。
私と妻ゆりぴょんは鳥獣戯画には全く興味がないので、二つ返事で了承したのですが、よく調べてみると大変な事が分かりました。
どうやら鳥獣戯画展はとてつもない大混雑!公式ツイッターでは待ち時間はなんと5時間!これは気合いを入れて朝早くから行かないと大変な事になります。
できる限り早めに出発して並びました!
そこで、できる限り早く起きて、自宅を早朝に出発!
上野の東京国立博物館に朝8時15分ぐらいに到着したのですが、もう200人ぐらいは並んでいました。チケットはネットで事前に購入できたので、チケット購入済みの列に並びました。
8時半に開門。チケット購入済みの人よりも当日券を購入する人の方が少なく、当日チケットを購入した方が早く中に入ることができていました。これは何とかした方がいい。
特別展を開催している平成館へ移動。
8時45分の時点で、もう500人ぐらい並んでいました。この混雑ぶりは少し前に開催されていた風神雷神展と同じぐらい。あまり暑い日ではなかったので良かったのですが、暑い日だったら倒れる人が出てもおかしくないぐらいの人出。
待っている間は暇なだけですが、平成館と本館との間にスカイツリーが見えるのが少し楽しいかも。
あまりに人数が多くなりそうだったので、異例だと思いますが、9時15分にオープンしました。
平成館の中でも行列!
ところが、中に入っても大行列。9時40分ぐらいに中に入ることができたのですが、鳥獣戯画4巻(甲乙丙丁)の甲巻だけに大行列!!
それ以外の乙丙丁の3巻には全く行列ができていませんし、高山寺の鳥獣戯画以外の宝物にも全く行列ができていません。つまり、この鳥獣戯画展の目玉は、「鳥獣戯画の甲巻」ただ一つ!
なんとか1時間ぐらい並んで、鳥獣戯画の甲巻を見ることができました。超有名なカエルとウサギたちの絵を見ることができました。長い時間並んだ分だけ感動も大きかった。
甲巻を見終わった時点で11時。すでに160分待ちになっていました。
平成館に入るために140分待ちだったので、合計300分=5時間待ち。恐ろしい。
鳥獣戯画の感想
鳥獣戯画は作者不詳で平安時代に書かれた物だそうです。
平安時代にこれが描かれたという事実は驚きです。
ただし、これを書いた作者は数百年後の平成の世の人達が、こんなに行列して見ているのを鳥獣戯画のカエルやウサギたちのように笑っていると思います。
確かに日本のオタク文化の原点が鳥獣戯画であることに間違いはありませんが、国宝に指定して大行列して見るようなものかは少し疑問。もっと気軽に楽しむための読み物だったはず。
あと、鳥獣戯画4巻の中で、甲巻だけに行列ができる理由はよく分かりました。他の3巻も見ましたが、動物たちを擬人化しているのは甲巻と丙巻のみ。動物の躍動感や楽しさは甲巻が圧倒的。国宝は甲巻だけでいい。
サルを擬人化するのは難しくないと思いますが、ウサギやカエルやキツネを擬人化することは難しい。上手く描くことは更に難しく、見ている人が楽しくなるように描くのは本当に難しいと思います。
口から何か出ているカエルや笑い転げるウサギはとても味わいがある。
鳥獣戯画が、誰もが楽しい気持ちになれる漫画だと言うことは間違いありません。
実物にはやはり感動がありますので、東京国立博物館まで足を運んで鳥獣戯画の特別展を実際に見ることをお勧めしますが、どうしても5時間待ちの大混雑が嫌だという方は、こちらをどうぞ。
価格:2,160円 |
お土産!
全ての展示を見終わった後の楽しみがお土産です。
定番の鳥獣戯画クッキーを購入。
このTシャツが欲しかったのですが、Lサイズがなくて断念しました。
オチ!
漫画にはオチがつきものなので、最後にもう一つ1コマ漫画を。
平成館の前の池も鳥獣戯画のキャラクターたちが泳いでいましたので、一緒に遊んできました(嘘)
くれぐれも、マネしないで下さいね。
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